似ているからこそ、相容れない。
「……なんでぇ?」



「もう、壊れてもオカシクないはずなのに」そう呟くイヴに、

「アタシはフツーの人間じゃないんだって」とミチルは返す。



目を見開いてミチルの方へと振り返るイヴは、嬉しいような、悲しいような。そんな顔をしてミチルを見つめる。



「なん、で…?痛いでしょ、苦しいでしょ?なのになんで立ち上がるの?

ボクには分かんないよっ!」



何故か混乱するイヴに、ミチルはまたもやニヤリと口角を上げた。

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