似ているからこそ、相容れない。
しかしミチルの言葉はイヴの笑い声によって掻き消される。
「あははっ!綺麗な赤色だねぇっ!もっと、もっと!その赤をボクに見せてよ!ボクの目に焼きつけてよ!」
ぴくり、その言葉に反応したミチルは次々と仕掛けられるイヴの攻撃を、さっきとは打って変わって綺麗にかわした。
「そんなに赤が見たいんなら、嫌って程見せてやんよ」
ぐんっとイヴの目の前に来たかと思えばミチルは屈んでイヴの隣をすり抜ける。
「赤ってのは血の色だけじゃないんだよ。あんたには分かんないと思うけどさ、
こうして、自分で創った世界に引きこもってるあんたにはね」
後頭部を狙った上段回し蹴り。
イヴの幼い顔が、玩具を見つけた子供の顔が、慈悲もなく床へと叩きつけられた。
「あははっ!綺麗な赤色だねぇっ!もっと、もっと!その赤をボクに見せてよ!ボクの目に焼きつけてよ!」
ぴくり、その言葉に反応したミチルは次々と仕掛けられるイヴの攻撃を、さっきとは打って変わって綺麗にかわした。
「そんなに赤が見たいんなら、嫌って程見せてやんよ」
ぐんっとイヴの目の前に来たかと思えばミチルは屈んでイヴの隣をすり抜ける。
「赤ってのは血の色だけじゃないんだよ。あんたには分かんないと思うけどさ、
こうして、自分で創った世界に引きこもってるあんたにはね」
後頭部を狙った上段回し蹴り。
イヴの幼い顔が、玩具を見つけた子供の顔が、慈悲もなく床へと叩きつけられた。