似ているからこそ、相容れない。
昂った感情を抑えることが出来ず、ミチルは目的地の扉を見つけるなり飛び蹴りを喰らわせて部屋の中へと入っていく。
ーガタン、と音をたてて外れる扉を気にすることもなく。ミチルは着地するなり部屋の主へと高揚した眼差しを向けた。
ミチルの視線の先には、白髪赤眼の女の子がいた。
歳はミチルと同じくらい、推定15歳だろうか。
「あ、やっと来たんだぁ。はじめまして!ボクは『破壊』のイヴだよっ」
【l】のペンダントを首から下げた少女はイヴというらしい。
周りには複数の"人間だったであろう残骸"が横たわっていた。
ああ、成る程。
コイツも、アタシと同じなのか。
直感的にそう思ったミチルは、残骸から目を離してイヴへと視線を向けた。
ーガタン、と音をたてて外れる扉を気にすることもなく。ミチルは着地するなり部屋の主へと高揚した眼差しを向けた。
ミチルの視線の先には、白髪赤眼の女の子がいた。
歳はミチルと同じくらい、推定15歳だろうか。
「あ、やっと来たんだぁ。はじめまして!ボクは『破壊』のイヴだよっ」
【l】のペンダントを首から下げた少女はイヴというらしい。
周りには複数の"人間だったであろう残骸"が横たわっていた。
ああ、成る程。
コイツも、アタシと同じなのか。
直感的にそう思ったミチルは、残骸から目を離してイヴへと視線を向けた。