似ているからこそ、相容れない。
握り拳をイヴの腹へ向けるミチル。だがあっさりと避けられ前のめりになる体の前。
正確に言うと、少し血生臭いイヴの右手の先が、ミチルの眼球をえぐろうと目の前に迫ってきていた。
「うわっつ?!」
思わずイナバウアーをして避けるも、ミチルはつい先程床を蹴って飛び上がったため、今は空中……。
「っ………アイッデー!」
「あははっ、君ってばすっごく間抜け~。そんなんでボクに勝てると思ってるのぉ?」
ミチルとは正反対に、見事に着地したイヴは無邪気にけたけたとミチルを笑う。
だがミチルは軽くジャンプをして立ち上がると、首をならしてイヴに目を向けた。
「あひゃひゃ、アタシがそんな柔な女に見えちゃいまっかー?ごジョーダンを。アタシを誰だと思ってんのさ」
「……あはっ、そうこなくっちゃ♪」
けたけたにやにや……両者笑い合うなか、先に動いたのはミチルだった。
正確に言うと、少し血生臭いイヴの右手の先が、ミチルの眼球をえぐろうと目の前に迫ってきていた。
「うわっつ?!」
思わずイナバウアーをして避けるも、ミチルはつい先程床を蹴って飛び上がったため、今は空中……。
「っ………アイッデー!」
「あははっ、君ってばすっごく間抜け~。そんなんでボクに勝てると思ってるのぉ?」
ミチルとは正反対に、見事に着地したイヴは無邪気にけたけたとミチルを笑う。
だがミチルは軽くジャンプをして立ち上がると、首をならしてイヴに目を向けた。
「あひゃひゃ、アタシがそんな柔な女に見えちゃいまっかー?ごジョーダンを。アタシを誰だと思ってんのさ」
「……あはっ、そうこなくっちゃ♪」
けたけたにやにや……両者笑い合うなか、先に動いたのはミチルだった。