【完】隣の先輩。
「わかるよ。あたしも、そうだったから。」
「絢ちゃん…」
「葉が高校いって、会えなくて、不安になって葉を責めて…何回も。でも、それで終わりたくなかったから、謝った。彩乃も終わりたくないならさ、ちゃんと謝ればいいじゃん。…あたしは、彩乃の味方だからね。」
「…絢ちゃん…っありがと、ね…っ。」
「よーしよし。泣くなー?」
絢ちゃんはあたしが泣き止むまで抱き締めていてくれて、とても暖かかった。
絢ちゃん、ありがとうね。
絢ちゃんと友達でよかった。