【完】隣の先輩。



決行は今日チャンスがあれば何度でも。何がなんでも先輩を捕まえて謝る。



「…やっぱ、いないよね」


夏休みになってから、毎日あたしの家の近くまで迎えに来ていてくれた先輩。



約束なんてしてなかったけど、毎日来てくれた。



そこには、先輩の姿はなくて、また泣きそうになってしまった。



馬鹿だな、あたし。あたしが全部、悪いのに。



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