【完】隣の先輩。
絢ちゃんは友達を先に行かせ、2人きりで話を聞いてくれた。
「…というわけで、ね…あたしたち、別れちゃうのかな…?」
「…ふうーん…。先輩、ひどいね。あたし、小林先輩のことはそれなりに慕ってたのにな。」
絢ちゃんもハアとため息をつきながら言っていた。
「まあとりあえず…もうちょっと気持ちの整理、つけよう?あたし、さっきも言ったけど、小林先輩のことはそれなりに慕ってんだ。正直そんなことするとは、思いたくないから…」
絢ちゃんは気まずそうにあたしの目をみながらいった。