【完】隣の先輩。
この三年間、
最初は泣いたりもしたけど、
なんだかんだ言って、先輩との絆が深まる出来事ばかりだったと思う。
いつか、振り返った日、
笑い話で済ませる話にはなってほしくない。
そう思っていた。
だけど、青春時代をそんな気持ちで過ごせたのも
あたしが一生懸命に青春時代を過ごしていた何よりの証だ。
あたしは、いや、あたしたちはきっと、
誰よりも全力で青春をしていた。
青い春を、迎えていた。