【完】隣の先輩。







「え、え?!真優、何言い出すの?!さっきまで恋なんて興味ないですみたいな顔してたのに!」










ゆうちゃんのそんな声も耳に入らないくらい、私はその音に聞き惚れていた。











綺麗な、透き通った音だ。







まったく音楽経験のない私だけど、それくらいはわかった。







「…ねえ、ゆうちゃん。私、あの人描きたいな…」






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