【完】隣の先輩。
「えーと、今日、てか毎週金曜日ならいつでも…」
「え!いいんですか?!」
「俺なんかが被写体でよかったら」
そういって笑ってくれた彼は、すごくかっこよくて、
胸がどきどき跳ねた。
「てかさ、同い年なんだから、敬語じゃなくていいよ?棚村さん、2年だよね?」
「え!なんで知って…っ」
え、な、なななんで?!
知り合いではないよね!!
「え?だって上靴のラインの色。」
…ば、バカだ!確かに上靴…!