strawberry tea
『冬嘉は俺の彼女だから。』
どこかで聞いたような台詞。
優しい声・・・・・・・・。
あたしたちは振り返った。
そこには、ニヤッと歯を出し笑う貴方。
あたしはわなわなと自分の体が震えるのが分かった。
「最っ悪!!聞いてたの!?
盗み聞きとかホントありえない!!!!」
あたしは耳まで熱くなるのが分かった。
さっきあたしが言った台詞を真似して言っちゃうんだから・・・
ポカポカと蓮の胸を叩くあたし。
そんなあたしお構いなしに、蓮は麗華ちゃんの方を向いた。
『絶対、俺ら別れないから。
俺、コイツの事好きだから。』
・・・・・・・っ///
さ、さ、さらりと言うなぁああッ!!!!!///
恥ずかしさと、嬉しさと。
ドキドキする胸は、蓮に夢中になってる証拠。
好きだから
好きだから
好きだから・・・!!!!
あたしの頭の中ではそれがBGMのようにリピートされていた。
聞かれてたのは恥ずかしいけど・・・
嬉しすぎるっ!
あたしはまた蓮にからかわれないように、蓮に見えないようにニヤけた。
『か・・・格好良い・・・・』
それまで沈黙してた麗華ちゃんが言葉を発した。
ま、まさか・・・・・・・・・・・