strawberry tea
『文化祭、何やりますかぁ~?』
あたしのクラスの文化祭実行委員が、だるそうに教壇に立っている。
そりゃそうだ。
皆、なかなか良い案が出ないから。
今、あたしのクラスではクラスの出し物を決めていた。
文化祭まであと少し…。
文化祭は好き。
皆で団結できるような気がするから。
でも今は、良い案が思いつかないのだ。
何だろう?
喫茶店?普通かな…
『は~…』
ついには実行委員がため息。
黒板に書かれたありきたりな劇などの文字が、これまたため息をついていそうに見える。
『……あ』
そんなだるそうなクラスの中、突然声をあげたのは柚だ。
皆が柚に注目する。
『いい事思いついた!!』
ニコッと可愛く笑う柚の頭の上には、電球が光っていそう。
皆が何?と期待の目で柚を見つめる。
『キャバクラ、やらない!?』
ひぇえ!?
きゃ、きゃばくら!?!?
ってあの…女の子が、お客さんにお酒ついだりする…!?!?
何で!?!?