strawberry tea
「……や…」
『え?』
「ヤダよっ!!」
あたしはバッと立ち上がった。
蓮は驚いた表情であたしを見る。
「………ッ」
あたしが欲しい言葉。
仕草。
気持ち。
それをあたし以外の女の子にする。
仕方ない。
けど、止まらないの。
゛そんな風にしないで゛
そう思うの………。
……あたし変なのかな?
蓮に呆れられる?
蓮に嫌がられる?
面倒だなって思われる?
『冬嘉?』
蓮は立ち上がって、あたしの頬をそっと撫でた。
…………ッ
三宅先輩も、こうした。
微妙に罪悪感……。
『なぁ……』
蓮があたしを真っ直ぐに見つめる。
冷たそうな目。
でも、目は輝きを持っている。
…あたしの大好きな瞳。
『冬嘉さ……』