strawberry tea
あたしの馬鹿!!
気付くの遅い!!!
「っねぇ!!ねぇ!!!」
あたしは蓮を呼んだ。
『ん?』
「やっぱ家無理!!
今日お母さんが友達家に呼ぶからって…」
デタラメな嘘をつく。
これで平気か…!?!?!?
『…冬嘉の嘘つき。』
蓮はニヤリと笑った。
っえええ!?!?
な、何で分かるの!!?
…と言いたい気持ちを抑えつつ。
「う、嘘ついてない!!
ねぇ本当に…やめようよ!!!」
その言葉に蓮がピクリと反応した。
『やめようよ?
もしも冬嘉の言葉が本当なら゛今日は無理゛とかじゃないの?』
っは?
国語が赤点のあたしには訳が分からない。
「ねっ!?また今度…」
『じゃ俺の家来る?』
っへ?
『家がダメなんだろ?
なら、冬嘉自体は平気なんだろ?』
っうわ~~!?!?!
「いえいえ!!!冬嘉自体もダメです!!!」
焦ってよく分からない言葉を発する。
『…やっぱ嘘つき。』
お見通しの蓮……。