strawberry tea



『どっちが良い?
俺の家か、冬嘉の家。』



蓮の家…
行ってみたい…



け、けど無理!!!
こんな奴と部屋に一緒に居たら……!!!!!



あたしは頭の中で考えをめぐらせる。



『俺は冬嘉の家、行きたいけど。』




………っう~…

で、でも…蓮と居たら何される事やら…(汗)




保健室での出来事がフラッシュバックする。


っ無理……!!!!!






『そっか、
じゃ俺の家行こ。』


………へ!?!?




「何で!?」
『何か迷ってるみたいだから。』




…迷ってるのはどっちの家とかじゃなくて…(汗)






グイッ



「っ!?」
『じゃ行こ』






蓮に手を引っ張られた。


グングン進むあたし達。






「早いっ」
『遅い。』





ドS!!
もっと優しくしてよぉ…









『…こっちのが良い?』






蓮がクスッと笑って、蓮の手はあたしの腕から手のひらに移る。



引っ張られている、から手を繋いでいる、になる。




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