strawberry tea



『顔、赤くね?』
「赤くない!!」



…蓮の部屋に居る…
蓮の香りがする。



うわぁっ!!?
変、あたし変!!!!!




ふとあたしは、部屋の片隅に立てかけてあるギターに気付いた。




「ギター弾けるの!!?」
『ぷっ。
あれベースだから。』




………う…
恥ずかしい…



「凄い!!弾いて!!」
『でもベース1本で弾いてもつまんねーよ?』


「でもあたしギターよりベース好き♪
ベースって音格好良いじゃん!!あの低い音!!」




『何か…テンション高くねぇ?』





あたしの方を見て可笑しそうに笑う蓮。





っ。
………ドキッ…




…まただ。あたし変。




「いつもと同じ!!!」
『はいはい。』


楽しそうに笑う蓮。



~~っ。












『あ、脱げば?』



っは!?!?!?


「な、な、何を!?!?!?」

『何をって…上着。
あとリボン外せば?
その方がくつろげるだろ?』






………あ…
また変な事考えてしまった…(恥)





「そ、そっか!!」


あたしは上着を急いで脱いだ。











『ははーん…』




!?




蓮が妖しくニヤリと笑いわざとらしく言った。




あたしは思わずビクッと体を震わせる。



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