strawberry tea





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朝、下駄箱をあけたら

小さく折りたたまれた手紙があった。






[放課後、体育館裏に来て下さい。]







名前がなくて、最初は怖かったんだけどね…。






その手紙を親友の、柚に見せてみた。















『それって絶対告白!!!』




「…は?」





あたしはず~っとヤンキーとかに呼び出されるのかと思ってた。






『大体、ヤンキーで敬語とか手紙使わないっしょ。』

「……はあ…」




…確かに。







『しかもこれ…
絶~~っ対に男の字だし』






柚のカンは鋭い。




当たることはしょっちゅうある。





「でも誰から!?
てかあたしに告白なんて、ありえないっしょ!!!」




ケラケラと笑うあたし。




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