strawberry tea
そこにいたのは
ハチャメチャな一泊二日旅行も終わり…
いよいよあたしの誕生日がやってきた。
フンフンと鼻歌を歌い、いつもより早く起きる。
何か気分良い~♪
あたしはリビングへと降りる。
『あら?早いわね~』
『どうしたんだ?』
お母さんもお父さんもビックリした目であたしを見てくる。
…失礼な。
…てか、第一声それですか。
おめでとうじゃないのかよっ。
「別に~何か目が覚めちゃってぇ♪」
すると新聞を読んでいたお父さんが、新聞から目を離す。
『冬嘉、誕生日おめでとう。』
お、お父さん・・・+゜キラ
「ありがとうっ!!」
お父さんを見放したりはしないよっ♪
(↑さっきちょっとしたじゃん)
『あら、そういえば。』
お母さんが思い出したようにそう言った。
ひ、ひどっ!!
あんたが痛い思いして生んだんでしょーがっ!!!
…とまぁそんなこんなであたしは家を出た。
冬休みだから何処か遊びに行くのかって?
…いえいえ。
あたしは今日、学校で補習があるのだよ…(泣)
テスト、点数悪かったからなぁ…
一気にテンションダウンするよ…
あ、そういえば柚も補習って言ってたな。
まぁ、それならいいやぁ~♪
またもやテンションが上がって、浮き立つあたしは学校へと足を進めた。