strawberry tea
「別れたくない…」
『じゃあ何で否定しなかったんだよ?』
………っ。
「それはっ…」
『三宅が好きなんだろ?
そういう事なら終わり。
お幸せに。』
蓮が淡々と言ったその時、あたしの中で何かが爆発した。
「そういう事じゃない!!
終わりになんかしたくないってば!!!!
人の話も聞かないで一方的すぎるよ!?
蓮とじゃなきゃ幸せになれないっ!!!!!」
そう大声で叫んだように言ったあたしは、すぐさまその場から逃げるように走った。
…馬鹿馬鹿!!!
蓮のアホーーッ!!!!!
あたしは急いで家に帰った。
―家
あたしは何も言わず、自分の部屋に駆け込み、ベッドに倒れこんだ。
馬鹿!!!蓮のアホ!!!
蓮が好きなのに…
何で聞いてくれないの!?
「……馬鹿…」