strawberry tea



蓮があたしの事が嫌いだから…か。




でもね、あたしは蓮が好きなの。

好きだから此処まで来たんだよ。





今までの思い出、失いたくない。

貴方も、失いたくない。






大好きなの。




その優しい瞳で、あたしを見つめて。

その温かい手で、あたしの手を握って。




蓮が居なくちゃ、あたしはダメなんだよ。







゛俺はお前と一生、居たい、けど?゛







言ったじゃん。


あたしは蓮と一緒に居たい。


蓮もあたしと一緒にいたいって……








何があっても離れたくないんだよ。


二人なら、永遠があるのかもしれないんだよ。






その温かいぬくもりで、包み込んで欲しいよ。





俺様で意地悪でも、生意気でも、そんな貴方が好きだから。





頑固で、強気で、我が儘なあたしを好きって言ってくれた。



一生一緒に居たいって…言ってくれた。







蓮と居なきゃ、幸せになんか、なれない。











『先輩~』
『行きましょう?』
『蓮なんか忘れて!』






まだ蓮とあたしは見つめ合う。





絶対、絶対、嫌だよ。




あんなにあたし泣いたんだよ?







…蓮を好きだから。











……また、あたしの中で何かが爆発した。






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