strawberry tea



**冬嘉side**






…涙が止まらない。


幸せだよ、やっぱり。





蓮の腕の中は、幸せ。





蓮の香りに包まれている安心感。




どんだけ贅沢しているんだろうか、あたしは。








『冬嘉…』
「ん?」
『ごめんね?』




っ…可愛いからっっ!!!!





「あたしも…ごめん…」







『じゃあ、仲直りって事で』

「あはは♪そうだね♪」





『今日、冬嘉の家行きたい』

「うん…いいよ。」









『嘘。やったー』



……へ?



棒読みにやったーと言う蓮。








あれ……?

あたし…今…何、て?









゛冬嘉の家行きたい゛
゛うん…良いよ゛





んぎゃあ!?!?!?!?




あたしはババッと蓮から離れた。




蓮は、あ、気付かれちゃったーという顔であたしを見る。



『よし。
じゃあ行こうか』

「…ど、何処に…?」




『冬嘉の家。』






や、やはりーー!!!!!!

あたしの馬鹿!!!!









(※蓮の良い事思いついた、とはコレでした。)




(蓮:冬嘉がやけに素直だから、流れでいくかと思ったら、ね。(微笑))





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