strawberry tea
あたしはパジャマのポケットを探った。
お風呂入って外してそのままだったぁ!!
『つけてろ。』
命令!?
あたしは蓮の機嫌をもっと損ねないように、ネックレスをつけた。
…明らかに不機嫌な蓮。
…だからちっちゃい子みたいなんだってば。
「…ごめんね?」
あたしが謝っても反応無し。
「…蓮?ごめんね?」
蓮はあたしを見て、ニヤリと笑った。
『じゃあヤってくれたら許す。』
はっ!!?
今日はいつもに増して優しいけど、俺様だし、エロいっ!!
「何でいっつもそうなる!?」
『じゃあ何で冬嘉はいっつも拒否するんだよ?』
………へ?
『……俺の事…嫌?』
そう言った蓮は、うつ伏せになった。
その時見てしまった。
蓮の顔が赤かった事。
…可愛すぎんのっ!!
(↑単純2)
可愛くスネた蓮が愛しくなって、あたしはうつ伏せになった蓮の隣に寝転がった。
あたしは蓮の顔を見ようとする。
蓮は決して見せようとはしない。
可愛い可愛いっ!!
「蓮?」
あたしは蓮の顔が見えないまま、話しかけた。
「嫌な訳無いでしょ?
あたしは、ただヤる事が恥ずかしいだけ…。
蓮が嫌な訳無い…
ありえないよ?」
あたしがそう言うと、蓮があたしを突然抱き締めた。
……っ。
「蓮…?」
『ごめん。
何か不安になった。
格好悪ぃ。』
…馬鹿。
蓮も不安になるんだね。
恋愛は、不安がつきもの。不安がなきゃ、成り立たない。
「格好悪くなんかない」
『……情けねぇ、俺。』
…だから可愛いの!!
こんなにも大好きな人、失いたくない。
ずっと、一生、一緒。
あなたが言ってくれたよね。
忘れないから。
「蓮…あの……」