strawberry tea
目が覚めた。
少しぼやけた視界に映るのは、蓮の寝顔。
「…可愛い」
あたしは思わずクスッと笑った。
朝になった。
『ん~…』
蓮が目をこすりながら起きた。
『おはよ』
優しく微笑む蓮。
………っ。
「おはよ!」
幸せが続いている。
不思議な感じ。
ずっと朝まで抱き締めてくれていた事に、頬が思わず緩んだ。
『…あれ?冬嘉、首もとに何かついてない?』
蓮が言った。
しかもニヤリと笑って。
嫌な予感………!!!
っ、まさか!!!?
あたしはバッと起き上がり、急いで全身鏡の前に立った。
!!
あたしは口をパクパクさせた。
「れーんーっ!!!?!?」
『ぷ。』
「完全見られるーっ!!」
『いいじゃん。
見せてやろうよ?』
ニヤニヤ笑う蓮。
「ふざけんなっ!!
馬鹿エロS男ーっ!!」
あたしの首もとには……
隠せない位置にあるキスマークがあった……。
あたしにはキスマーク。
そして、蓮の頬には赤い手形がついた。
波乱万丈な毎日は、まだまだ続く………?
(続かなくていいーっ!!)
゛一生、一緒に居たいけど?゛
甘い言葉に甘いキスに
優しい瞳に優しい温もり
意地悪でも俺様でも
頑固でも意地っ張りでも
そんな2人には永遠があるのかも…ね?
【END】
See you again!