strawberry tea
『俺のこと嫌?』
……え?
少し寂しそうな顔をして見てくる蓮。
何で?どうした…の?
蓮がそんな事言うなんて、予想外。
あたし…告白されて返事してないまま……
何か過ごしてきちゃったんだね。
…何か順番おかしい!!!!
何で付き合っても無いのにキスされなきゃいけない訳!?
でも……
あたし…蓮の事……嫌……なのかな?
何て言えばいいんだろう………?
あたしが返事に困っていると………
『ま、返事は聞かせて。』
そう言って蓮はあたしの髪をくしゃくしゃっと撫でた。
っ、
そんな悲しそうな顔…しないで、よ。
もっと分かんなくなっちゃうじゃん…
ドクンドクンと、心は激しく脈打った。
こんな変な奴。
こんなの普通じゃないよね?
だって付き合ってないんだよ……?
けど、この蓮に引き込まれてる自分がいる。
蓮を拒否できない。
今も、蓮にドキドキしてる。
こんなの…有かな?
あたしは自分の心に疑問を持っていた。