strawberry tea



すると、蓮は真由子達の問いかけにさらりと言った。



『嘘じゃないけど?
俺、冬嘉と付き合ってるし。

な?』



いきなり蓮にふられ、一斉に皆が振り向いた。
(目が怖っ!)




「っ…うん…」




それでようやく、真実と分かったらしく今まで以上にうるさくなる真由子達。


うるさいっ(イラ)




『じゃ、行くか♪
おいで、冬嘉。』



っ、

…ドキン


蓮の笑顔に胸がうずく。



「…うん!!」




あたし達は学校を出た。

















『今度の日曜日、空いてる?』






あの先生がどうだ~、あの子がどうだ~と、話していた時、蓮がこう言った。




「…え…空いて…る、けど?どうしたの?」



『俺その日、部活ねぇからさ…
どっか行かない??』



え!?




そ…それって…デート!?




う…嬉しいよぉ!!!!!




「うん!!行きたい行きたいっ!!!」



『ぷっ。
冬嘉、コドモみたい。』



ええええっ!?!?!?



「ひどーーー!!!!
コドモって…蓮よりは先輩なんですけど!!!!

もう日曜日行かない!!」




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