strawberry tea



「二人はどういったご関係で・・・??」


何故か敬語のあたし。




『試合で戦ったの。こいつと。』
『ま、俺らの圧勝だったけどな。』




蓮が意地悪く笑うと、康輝君は蓮を睨んだ。




・・・・蓮・・・・
康輝君、蓮の先輩だからね・・・?


あたしは心の中でやんわりとツッコんだ。





なるほど・・・。
さっき康輝君が言ってたやつか・・・。






『で?何でお前、海宝んところ来たの??』



康輝君があたしと蓮を見ながら言った。




『俺、冬嘉と付き合ってるから。
なっ♪』




ぐわあああッッ!!!!///




その満面の笑みで「なっ♪」は可愛すぎる・・・///




「っ、うんッ!!!」




今のツボなんだけど!
(↑え)





『え、お前・・・海宝と付き合ってるんだ・・・。
試合でめちゃくちゃ告られてたのにな~♪』




・・・・・・・・・!??!?!?



「嘘ッ!!!」


『マジマジ♪
試合ん時なんか、「好きです」とか「コレ使って下さい」とかタオル渡されちゃったりしてさ~・・・

俺の学校の奴らビックリして守谷見てたし。』





まあ、蓮は凄く、かなりモテるよ。

あたしはそれが凄く嫌なの・・・


我が儘かもしれない。贅沢かもしれない。



今も、あたし、過去に嫉妬してる・・・。






嫌な彼女だよね・・・。







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