strawberry tea
『あ、そういえば。』
康輝君が声をあげた。
『麗華が、守谷の事格好良い~って言ってたぞ?』
康輝君はニヤニヤと笑う。
う・・・・・・・・嘘ぉおおっっ!!!!!!
『・・・は?』
『ったく、モテすぎて彼女怒らせんなよ?』
康輝君はそう言うと、あたしの耳に口元を近づけ・・・・
『麗華に取られないようにね』
そう囁いた。
「っぎゃッ!?」
びっくりして変な言葉がでてしまった。
『何してんだ?てめぇ』
蓮は思いっきり眉間に皺を寄せ、康輝君を睨んでいる。
こ・・・・怖いからぁあ!!!!
『え?何もしてないし。』
『してただろーが』
蓮は犬みたいに歯をむき出して唸っている。
『あはははっ。
じゃあさ、また試合しねえ?』
『試合?』
・・・試合って・・・まさか・・・
『今日の放課後、校庭でサッカーやろうぜ?』
『は?今日部活あんだけど。』
『じゃ終わってからで良いから。』
康輝君はそう言い放つと、スタスタと去っていった。
『何だ?あいつ・・・・』
蓮がボソッと呟いた。