strawberry tea
でもさ・・・・・・・
こんないきなりの勝負、信じられないでしょ。
それで冗談で誘惑したのに、蓮が本気にしちゃったらどうすんのよ・・
心の準備できてないっつーのっっ!!!!
「無理無理っっ!!!
絶対できないっ!!!!!」
あたしは腕で大きくバツを作った。
『冬嘉~・・・
確かに、こんな事無いと思うけどさ・・・
そんな女の子は、絶対本気で誘惑するよ?
もしも、守谷君がクラッってきたらどーすんのよ?』
いやいや・・・・・・・・・。
まあ、確かに・・・
思うけど!!!!
ちょっと不安だけど・・・。
だって、あんなに・・・あんなに可愛い子が・・・・・・・
あたしの心に黒い雲がかかってゆく。
『はいっ、じゃあ決定!!
この勝負に冬嘉はのること。
それで、絶対勝つこと!!
じゃ、今から頑張れば?
あたしは邪魔者だろーから、先帰ってるねん♪
ばいばーい♪』
へえぇえええっっ!?!?!
驚くあたしをよそに、柚はスキップしながら教室を出て行った。
・・・・・・・・・・そ、そんなぁあああ~~~。
柚は出て行く途中、あたしの方に振り返った。
そして、ニヤッと笑い・・・・
『もしも、本当にそーなったら報告してね♪』
もう意味が分からない事だらけです・・・。