strawberry tea



でもさ・・・・・・・
こんないきなりの勝負、信じられないでしょ。


それで冗談で誘惑したのに、蓮が本気にしちゃったらどうすんのよ・・



心の準備できてないっつーのっっ!!!!





「無理無理っっ!!!
絶対できないっ!!!!!」



あたしは腕で大きくバツを作った。



『冬嘉~・・・
確かに、こんな事無いと思うけどさ・・・

そんな女の子は、絶対本気で誘惑するよ?
もしも、守谷君がクラッってきたらどーすんのよ?』






いやいや・・・・・・・・・。

まあ、確かに・・・
思うけど!!!!


ちょっと不安だけど・・・。
だって、あんなに・・・あんなに可愛い子が・・・・・・・




あたしの心に黒い雲がかかってゆく。





『はいっ、じゃあ決定!!
この勝負に冬嘉はのること。
それで、絶対勝つこと!!


じゃ、今から頑張れば?

あたしは邪魔者だろーから、先帰ってるねん♪
ばいばーい♪』




へえぇえええっっ!?!?!



驚くあたしをよそに、柚はスキップしながら教室を出て行った。





・・・・・・・・・・そ、そんなぁあああ~~~。





柚は出て行く途中、あたしの方に振り返った。


そして、ニヤッと笑い・・・・





『もしも、本当にそーなったら報告してね♪』

















もう意味が分からない事だらけです・・・。





< 82 / 289 >

この作品をシェア

pagetop