strawberry tea
あっ!!!
そーだ、蓮と康輝君の試合見たいんだった!!!
この時間帯だと・・・
もう部活は終わってるな。
あたしは急いで校庭へと向かった。
校庭へ出ると、そこには康輝君がいた。
『あ、海宝じゃん。』
「ほんとに試合するんだ・・・」
『あたりまえじゃん。
俺の家族嘘ついたことないし♪』
何その自慢・・・
しかも何故家族??
本当だったらかなりスゴいな・・・。
あたしはお得意のツッコミをした。
・・・・・家族?
ってことは・・・麗華ちゃんの・・・あの言葉は・・・
嘘じゃないってことだよね?
いや、でも今の康輝君の言葉が嘘かも。
だって親と妹のこと分からないでしょ、普通。
ってかすんごいゴチャゴチャしてきたぁあ!!!
あたしの皺がない脳みそはパニック状態。
『あ、もう来てたんだ』
そこへ、蓮登場。
・・・・・・・・・・ッ。
サッカーのユニフォームを身に纏っていて・・・
格好いい・・・んだけどっ
『あれ、応援しに来てくれたの?』
蓮があたしの方を向いて、ニヤリと笑う。
「っええ!!??
応援ってゆーか・・・・ただ見たいだけっ!!!」
『また強がってるし。
俺の事大好きだもんな?』
出たぁああっっ!!!!
超俺様発言・・・・。
「違うからっ!!!
さっさと戦いなさいよっ!!!!」
あたしは校庭の傍にある花壇に腰掛けた。
すると、蓮が身をかがめ、あたしの耳元に顔を近づけた・・・。
『絶対勝つから。
ちゃんと見てろよ??』
そう言うと蓮は、あたしから顔を離し、ニコリと笑うと去っていった。
っ・・・・////
あたしの心臓は破裂しそう。