strawberry tea



ってか・・・・試合ってどうやるの?



あたしは未だに火照る顔をおさえながら考えた。




『それじゃあ・・・・』




康輝君がそう言いかけた・・・・・・・・・・・その時。









『蓮君っっ♪♪』




はえ?




猛ダッシュで賭けてきたのは・・・・・・・麗華ちゃん。






・・・・・・・・・・うううっ!!!
まさか!!!!!!!!




麗華ちゃんはにこっと、その綺麗な顔で笑うと、蓮の隣へ行った。
そして、自分の腕と蓮の腕を絡ませた。




『蓮君、お兄ちゃんと戦うの?
あたしどっち応援しよっかな~♪』



・・・・・・・・・す、凄い。(ある意味)



さすがに、兄の康輝君も固まっている・・・。


蓮は疲れきったようにげんなりしている。





麗華ちゃんは蓮と体を密着させ、あたしの方を向いてニヤリと笑った。



っううっっ!!!!!




これであたしの闘争心に火がついた。




麗華ちゃん・・・・いくら何でもそれは・・・・





ここで負けず嫌いのあたしが動かない訳が無い。





あたしはズンズンと蓮と麗華ちゃんの元へ近寄った。







「麗華ちゃん・・・・
あのねーーー・・・・!!!」







あたしがそう言いかけた時だった・・・。















麗華ちゃんは蓮の方を向き・・・・・・・・・・




















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