ハル。【短編】
布団の中に潜り込んだ。もうそろそろ、止めないといけない時間帯なのだ。真っ暗な空間で体を丸めた。
ガサゴソ聞こえるな。
布団の中に潜ったの。聞こえちゃうから。
なにそれエロいな。
どこが!?
発想が。
なんで!?
お前の声が外に漏れないようにだろ?エロいじゃん。
…………馬鹿じゃないの!?
あんま大きい声出すなよ、「聞こえちゃう」だろ?
~~~~~~っ!
ハハッ。ほんと、からかいがいあるな。
余計なお世話!もう切る!
いや待て。まあ落ち着け。
からかうからじゃん!
まあまあまあまあ。
そんなとこが嫌い!
ハイハイ。 まぁ。
俺は好きだけど?ハルちゃんのこと。
…………は?
じゃあ、また明日。
しっかり寝ないと乳育たねぇぞ。
は!?ちょっと!!
おやすみ、Aカップ
ブヅッーーーーーツーーツーー
眠たかったのに一気に目が覚めた。
あいつのせいだ、ハルのせいだ。
とんでもなく、体が熱い。
次の日、当然目には真っ黒な隈ができてハルに笑われた。
end