Scarly Rules
☆ゆさぶりの淵
〜由佳子side〜
「や…ッ!抜いて!…はぁッ…抜いて…お願…ッ…やだ…やだって…!」
使い込まれた場所だとはいえ
やっぱり痛いのは当たり前で。
泣いて頼んだ私のことを
いつもは無視して続けるくせに。
「ひゃっ…はぁッん…?な…んで…?」
急にピタリと動きを止めた男は
「…わかったよ。やめてやる。」
そう言って、私の身体から自身を抜いた。
「なんで…?」
繰り返す声には答えずに
彼は無言で私から離れた。
長い沈黙。
「なぁ…マサはそんなによかったのか?俺より優しくシてくれたってだけで?」
静かな声音に胸が鳴る。
「そ、そりゃ…同じするなら優しくされたほうがいいっていうか…。なんていうかわかんない…けど。」
思ったことを口にしてみると
「…そうか。」
返ってきたのは、先程よりも小さな声で。
どこかさみしげに俯く主人に対し
可哀想…なんて。
自分でもよく分からない気持ちになる。
だけど。
「あ、あの…?」
いたたまれなくなって話しかけてみると
「…クッ。…ッはははは!!!お前、やっぱ馬鹿だな。」
冷徹な いつもの恭平がいて。
「?」
キョトンとする私に 悪魔は信じられない言葉を口にした。
「や…ッ!抜いて!…はぁッ…抜いて…お願…ッ…やだ…やだって…!」
使い込まれた場所だとはいえ
やっぱり痛いのは当たり前で。
泣いて頼んだ私のことを
いつもは無視して続けるくせに。
「ひゃっ…はぁッん…?な…んで…?」
急にピタリと動きを止めた男は
「…わかったよ。やめてやる。」
そう言って、私の身体から自身を抜いた。
「なんで…?」
繰り返す声には答えずに
彼は無言で私から離れた。
長い沈黙。
「なぁ…マサはそんなによかったのか?俺より優しくシてくれたってだけで?」
静かな声音に胸が鳴る。
「そ、そりゃ…同じするなら優しくされたほうがいいっていうか…。なんていうかわかんない…けど。」
思ったことを口にしてみると
「…そうか。」
返ってきたのは、先程よりも小さな声で。
どこかさみしげに俯く主人に対し
可哀想…なんて。
自分でもよく分からない気持ちになる。
だけど。
「あ、あの…?」
いたたまれなくなって話しかけてみると
「…クッ。…ッはははは!!!お前、やっぱ馬鹿だな。」
冷徹な いつもの恭平がいて。
「?」
キョトンとする私に 悪魔は信じられない言葉を口にした。