Scarly Rules
髑髏の煙
「あんさぁ…。分かるかなぁ。俺にとってこんなもんはただの遊びなわけ。 ゆかだって最近飽きてきただろ?毎日毎日同じように俺にヤられてるだけなんて。」
き、恭平…?
「わかんねぇって顔だね。ゆかちゃんは。けど マサのほうはどうかなー?もう既に泣きそうな顔しちゃってる。物分かりが良いとこ、だーい好き♪」
目の前の男に顎を掴まれたマサさんは
涙を浮かべて睨みつけている。
「やだなぁ。睨まないでくれる?可愛いマサきゅん?」
鬼は笑顔で受け流し
(ギューっ)
マサさんのほっぺを痕がつくほどキツく抓った。
けれど、すぐにその手を離したかと思えば、思い出したように私の顔を覗き込んで語りかける。
「俺はね、ゆか。君を楽しませてやってるんだよ?わかるよね?俺にしか触れられたことのないその身体を、心を…これからはもっともーっと、沢山の刺激で満たしてあげる。」
天使のような黒い笑顔を貼り付けて。