Scarly Rules
★錆びた刃
「…マサ、これは罰だ。お前の犯した罪は何よりも重い。だが一つチャンスをやろう。いいか、俺の言うとおりにするんだ。」
マサの自身を柔らかく扱きながら
俺は、ゆかにも聞こえるように語りかけ
(ズッ…ズチュッ…)
穢れた友の中へと自身を沈めた。
「や…ああぁぁッッ!!!」
涙を浮かべて目を見開くマサ。
…キツくしめつけるマサの圧。
先に進めぬ歯がゆさが
俺の言葉を更に尖らせる。
「ッ…マサ、返事は?」
そう言って 言葉につまる隙をつき
「返事は?つってんだッ…ろ…⁉︎」
(ズンッ)
無理矢理奥まで突き刺せば
「いッ!!痛いッッ…!」
マサは苦痛に顔を歪める。
「違うだろうが。なぁ…聞いてんだろ?答えろよ。俺の指示に従うかっつってんだけど?」
ムカつくんだよ。
痛がるだけで返事をしないマサに
俺は段々と余裕がなくなる。
引き千切らんばかりの力で汗ばんだ髪を引っぱれば
「…ぃ…はぁ…ッ…き、聞く!き…聞くからッ!やめて…お願い…」
あぁ。
ようやく返事をしてくれた。
「ふふ…。いい子だね。最初からちゃんとそう言えばよかったのに。」
まぁ、返事をする余裕を与えなかったの
は俺だけど。
髪を離して笑顔を作り
頬に伝う涙を拭えば。
マサは安堵したように溜息を漏らす。