Scarly Rules
闇の導者
「あぁ、そうだ…。いい子には、お仕置きの前に少しご褒美をあげよう。」
自身を蜜壺に埋めたまま
恭平は優しくマサさんを宥めている。
…嫌な予感がまたまた胸を掠める。
先ほどよりもその予感は鮮明で。
あの人。
何をする気なんだろう。
恭平の暴力的な振る舞いにも動じない由佳子が、今度ばかりは目の前の光景に明確な不安を憶えていた。