Be yourself!
コーヒーを飲みながらテーブルでわいわい言ってるSaw Atのメンバーを横目で見つめる。
絶対何かあるはずだけど、多聞さんに話すつもりはない。
これってさ、私がまだ全然信用されてないってことだよねぇ……。
ちょっと落ち込むけど、当然っちゃあ当然だよね。
だって私は彼らの演奏をこの目で見てすらいないのだから。
そして私はまた、チャリティーイベントの調整に忙殺されることになり、Saw Atのライブに行けなくなってしまった。
こんなささいなタイミングも合わないって、相性悪すぎじゃないだろうか……。
――――……