☆SUKI SAKE☆
「しぃ・・・」
ドキン。左隣から声がしました。
待って、今、授業中ですよ。しかもあなた、いつも授業中話しかけても無視するじゃないですか。
なんで今日に限って話しかけてくるの?
「な、なに?」
「・・・英語なのに数学の教科書出てるよ」
えっ?えっ?
「えーっ!!」
「どうしましたミス葛西?」
「ソーリー、ソーリー」
あーっ、穴があったら入りたい。なんで最後の「えーっ!!」を口に出しちゃったんだよ。
クスクス笑い声が聞こえるし、アン先生まで笑ってる。
恥ずかしい。
でも、矢野の笑い声だけは聞こえてこなかった。
ドキン。左隣から声がしました。
待って、今、授業中ですよ。しかもあなた、いつも授業中話しかけても無視するじゃないですか。
なんで今日に限って話しかけてくるの?
「な、なに?」
「・・・英語なのに数学の教科書出てるよ」
えっ?えっ?
「えーっ!!」
「どうしましたミス葛西?」
「ソーリー、ソーリー」
あーっ、穴があったら入りたい。なんで最後の「えーっ!!」を口に出しちゃったんだよ。
クスクス笑い声が聞こえるし、アン先生まで笑ってる。
恥ずかしい。
でも、矢野の笑い声だけは聞こえてこなかった。