☆SUKI SAKE☆
「しぃ、本当に行くの?だって中学の同級生って言えば・・・」
コソッと洸に耳打ちされてはっとなる。そう、中学の同級生の中にはあたしがスキサケの始まりになった男子がいる。
栗原孝俊。中2で同じクラスになった。
最初は特に意識することもなかったんだけれどなんとなく席が近くなって勉強を教えてもらったり、会話するようになってからは意識する日々。
彼と話そうとすると心臓がバクバク言って話せなくなる。
そんなことを気づかれたくなくて気がつくと彼をあからさまに避けるようになった。
話しかけられても徐に避けて、目が合ったらすぐに逸らす。そんなことをしていたから彼からも話しかけられることなんてなくなった。
でもそれが悲しくて悲しくて卒業するまでずっと彼のことが好きだった。
コソッと洸に耳打ちされてはっとなる。そう、中学の同級生の中にはあたしがスキサケの始まりになった男子がいる。
栗原孝俊。中2で同じクラスになった。
最初は特に意識することもなかったんだけれどなんとなく席が近くなって勉強を教えてもらったり、会話するようになってからは意識する日々。
彼と話そうとすると心臓がバクバク言って話せなくなる。
そんなことを気づかれたくなくて気がつくと彼をあからさまに避けるようになった。
話しかけられても徐に避けて、目が合ったらすぐに逸らす。そんなことをしていたから彼からも話しかけられることなんてなくなった。
でもそれが悲しくて悲しくて卒業するまでずっと彼のことが好きだった。