☆SUKI SAKE☆
「あ、愛衣・・・じゃない」




「俺が頼んだ。こうでもしなきゃしぃ、避けるから」




扉が開いて入ってきたのは矢野。


もちろんこの状態、2人っきりで。どうしよう。逃げなきゃ。逃げなきゃ。


目を泳がせて立ち上がる。


よしっ、トイレに逃げよう。
そう思ったのに矢野の方が早かった。




矢野と別の方のドアから逃げようとしたあたし。


でも、矢野が後ろの扉に行く方が早かった。とりあえず後ろに後ずさりしたけど矢野に腕を掴まれる。
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