☆SUKI SAKE☆
「わかった。じゃ、こっち・・・向いて」




ふうっー。5秒間5秒間。


キュッと一度目をつぶって開けると至近距離に矢野の顔。


ちょ、あ、あんた!近すぎ!




「しぃ、ちゃんと俺のこと見て」




頬に添えられた片手に固定されると生唾飲んだ音したぞい!



おい、誰だ?誰だ?ってそんなこと考える暇もなく至近距離で見つめ合う。



恥ずい恥ずい。でもお弁当のためだ。




「よくできました。はい。早く食べなくちゃお昼休み終わっちゃうよ」
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