〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
「俺達はある人物を探しているんだ。その人物は、阿部 萊都(アベ ライト)って言う奴なんだけど知らない?」
「そ、そんな奴は知らない‼も、もし知っていたとしても、奴はもう、此処にはいない!」
・・・・こいつ、自分で墓穴掘りやがったよ。
「だってよぉ。どうする?」
さてと、此奴どうしたものか。
「仕方ないか。おい!お前、何か聞いていなかったか?」
「何をだ。」
「奴が行きそうな所とか、何処に向ったとかさ無い訳?」
「・・・・ない。」
青年はつまらなそうにしていたが、諦めたのか溜め息をつき言った。