〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
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あの出来事が終わり、四日たったある日




斎(今日も鬼龍院の奴は夕飯に来なかった。一体何処に出かけているのだ?)




自分の部屋の前に着くと、血のあとが点々と付いていた。




斎(何故?)




その痕は自分の部屋の中にまで続いている事が分かった。




?「ぅ…あぁ…いっ…あ、あぁ…」




中から誰かの呻き声が聞こえた。




斎(誰かいる…この部屋を使うのは俺か鬼龍院しかいない。となれば…)




ススー




中には紅く長い髪みに紅い獣の耳、同じく紅い獣の尻尾が四本の女がいた。
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