〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
斎「・・・・」
その言葉を聞いて固まってしまう俺。確かに確信が無かったわけでは無い。
総「斎藤さん?」
斎「あんたの性別は昨日の夜の時に分かった。しかし、何故男装をしてまで…する必要もないとおもうが…」
総「まぁ、此方にもいろいろある訳ですよ。んで、昨日斎藤さんが見た姿は、もう一つの姿と見てくれて構わない。」
斎「と、言うと?」
総「私は、霊狐と人間の半分ずつ受け継いでいるんです。」
斎「霊狐?」
総「霊狐と言うのは、治癒能力が人より優れていて、身体能力も同じでね…」
鬼龍院の言葉に納得する俺。