〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
ザシュツ
「ぎゃぁぁぁぁっ!」
ドサッ
「「「‼‼」」」
悲鳴と共に、浪士の首が落ちた。
「あ〜あ、折角生き延びる手段を残しておいてあげたのになぁ~。」
「「「‼‼」」」
バッ!
振り返ると、フードを深く被った青年が二人いた。
「どう言う意味だ。」
「そのままの意味ですよ。」
青年はニヤッと笑みを浮かべた。
「貴様らは、何者だ。」
「何者だと思う?」
その言葉に苛つきながら言った。
「聞いているのは、こっちだ。」
「まぁまぁ、そんなに怒らなくてもいいじゃないか。」