〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)

あの時、部屋の戸がいきなり開いて僕は





〈あぁ、もう死ぬのか…姉さんごめんね。〉




死を覚悟をしていたが、そこには僕を拐った奴等では無く返り血を浴びた総夜がいて、俺をギュッと抱き締めた感覚はとても暖かかった…






凛(けど総夜は泣いて『ごめんね、ごめんね。辛かったよね。もう大丈夫だから…』って言ってたっけ。確かに辛かったり、寂しかったりしたけど、総夜が来てくれたから平気だったんだよ。って言いたかったけど、言えなかったなぁ。)
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