〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
それに、どうやら凛は俺が言いたい事が分かっただろうか?
「総夜、まさか。」
「そのまさか。」
「でも、何で?」
「奴を見つけ出すにはこの方法しかないと、考えたからだ。」
「けど!」
「これは賭けに等しいんだ。それに最後のチャンスかもしれないからな。」
「そうだけど・・・・。」
そう、これは賭けにすぎない。奴の居場所を突き止め今度こそ、潰す。
あの時は逃がしたが次こそは、絶対に。
今でも思い出す。何故あの時彼奴を逃したのかと…
でなければ、今頃は…