〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
そんな揉め事をしていたら、
「副長、みつかりましたか?」
斎藤が走りながら、こっちに来た。
「あぁ。やっと見つけたぜ。」
これで遊びは終わりだが、もう一人はどうするか、と考えていると
「あ〜あ、見つかっちゃったぁ〜。」
「「「!!!」」」
振り返るとさっきまで誰もいなかったのに、残りの青年が屋根の上に立っていた。
青年の笑みは気絶している青年よりも、恐ろしくあの総司でさえ、微かに震えていた。