〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
総夜は総夜で斎藤に綺麗な簪や櫛を買って貰った。
最初は気が引けたが譲りそうに無いので諦めたのだ。
そんなこんなで明日で一週間になると言う月の夜、総夜は一人で縁側にて座り綺麗な月を見ていた。
総「綺麗な月だ…こんな月を見るのかわ最後になるかも知れないと思うと…悲しいなぁ。」
斎「どうしてそのような事を言う。」
総「!」
バッと声をする方へ視線を向けた。そこには斎藤がいた。
総「一どうした?寝たんじゃ無いのか?」
斎「お前が部屋を出るのが見えたのでな、ついて来て見た。」
総「そうか…」