〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)

総夜は総夜で斎藤に綺麗な簪や櫛を買って貰った。


最初は気が引けたが譲りそうに無いので諦めたのだ。



そんなこんなで明日で一週間になると言う月の夜、総夜は一人で縁側にて座り綺麗な月を見ていた。



総「綺麗な月だ…こんな月を見るのかわ最後になるかも知れないと思うと…悲しいなぁ。」



斎「どうしてそのような事を言う。」



総「!」



バッと声をする方へ視線を向けた。そこには斎藤がいた。



総「一どうした?寝たんじゃ無いのか?」



斎「お前が部屋を出るのが見えたのでな、ついて来て見た。」



総「そうか…」
< 295 / 471 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop