〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
「はい。・・・・凛?起きて。」
「まだぁ〜。寝足りないから、まだ寝る〜。」
「はぁ。仕方ありませんね。すみませんが、外で少し待って下さいませんか?」
「いいけど、下手な事はしない方がいいよ。」
沖田はニコニコ微笑んでいるが、目は笑っていなかった。
「分かっていますよ。こっちだって、まだ死ねませんからね。」
(どう言う意味だろう?)
ススー ストン
沖田が部屋を出た途端、声の大きさを変え凛に話し掛けた。
「凛、いい加減に起きろ。」
ムクッ
「やっぱりバレてたか。」