〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)

「まずは、何故あの場に居たかだな。すまないが、話せるかな?」


「名前を知らない人には自分の事を話すなと教わったが、あんた等はそんな事も分からないのか?」



「てめぇ!近藤さんになんて事を言いやがる!」


事実を述べただけなのに何故怒られなければならないのかが分からない。



「トシ、やめないか。初対面には挨拶は必要不可欠。見知らぬ人にいきなり話せと言われたら、言う人などは居ないぞ。」


「チッ。」



「近藤さんの言う通りだぞ。いきなり話せと言われても、そう簡単に話す訳ないだろう。」


「なんだとっ!」


「トシっ!」


「!」
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